相変わらずカワウが大暴れしています。カワウは魚を食べ尽くしてしまうでしょうか？
実は、カワウ標識調査グループに、カラーリングの付いたカワセミ（ダイヤくん）の
報告をしたとき、メールに
「当地では、カワウは嫌われています。嫌われている原因は、数少ない小魚を
みんな食べてしまい、カワセミやコサギの餌がなくなってしまうからです」
と書いたんです。
これに対して、こんな返事があったのを、皆さんに紹介するのを忘れていました。
『実は、カワウはそんなに魚捕りがうまくなく、自然が残っている河川では、
カワウがいても魚は結構残っています。カワセミが食べるような小魚は、
ほとんど残ります。カワウは水底近くにいる魚を捕り（魚を追跡するのではなく、
深みでじっとしている魚を狙います）、カワセミは水面近くにくる魚を主に食べます。
カワウは、水中では魚を飲み込めないので、魚を捕まえると必ず、
水面に魚をくわえて浮上します。何もくわえずに水面に出てくる時は、失敗したわけです。
何回か潜って、魚が捕まらない時は、他の場所へ移動します。
これから、上記のような事を少し覚えて、見ていただけると有り難いです。』
